上海・蘇州・無錫・南京といった都市に代表される華東地域の大気汚染が
深刻化しています。

 従来、中国北部の華北地域での大気汚染が日本で取り上げられていましたが
当時は、華東地域の汚染度合いはまだまだ軽度の状態でした。
 この11月終盤から、華東地域の空気質量指数(AQI)が上昇をはじめ、12月2日
に初めて厳重汚染(もっとも汚染の高いレベル)に到達し、このブログを書いて
いる、12月6日には、厳重汚染かつAQI447と非常に深刻な状態となっています。


 一説には、空気が華東地域上空で滞留しているため、とのことで、来週にも改善
される見込みであり、恒常的なものとはいえませんが、現地駐在員はもちろんのこと、
本社サイドも日々の数値の推移に留意しておく必要はあります。


 というのも、やはり駐在員を送りだしている本社としては、尖閣問題の際のデモ、
鳥インフルエンザ、今回の大気汚染といったような有事については、段階に応じて
対応策をとっていく必要があるためです。


 たとえば、今回の大気汚染でいえば、すでに必要な対応策としては、「PM2.5対応
マスクの現地での備蓄」「出張者に対するマスクの着用の励行」「空気清浄器の設置」等
が挙げられるかと思います。
 
 さらに段階が進めば、まず「駐在員家族の帰国」から始まり、「駐在員自身の帰国
のライン設定及びその準備」となり、最終的に「駐在員の帰国」「不要不急の出張の
禁止」となるかと思います。


 重要なのは、そういったことについて、本社サイドが関心を持ち、適度にフォロー
することで、駐在員の方に安心して働いて頂くことにあります。駐在員が安心して
働くことのできる環境を整えるのは、会社の義務といえます。
 その意味で、上記対応が未着手の場合、まずは情報収集及びルール策定について
対応を進めて頂くことをお勧めします。


AQIのデータは下記HPで確認可能です。
上海市環境監測中心
 http://www.semc.com.cn/home/index.aspx  



早くまたこんな青空を見たいものです。
写真2